
ピカピカの新築も、住人が入居してしばらく経つと各所が劣化していきます。マンション大規模修繕工事は普段チェックしにくい箇所までプロの目によって点検と修繕を行うもので、マンションの資産価値を守るために必要不可欠です。大型の建物を扱える専門業者へ依頼するのが一般的で、管理会社に手配をしてもらうか、あるいは、住人による管理組合が独自に探すのかの二択となります。前者では管理組合の手間が最小限ですが、紹介の手数料などを上乗せされるので注意しましょう。
なぜ完成から10年でマンション大規模修繕工事を行うのかというと、それは故障や破損をする前に発見するためです。不動産の修繕は同じ作業なら常に固定料金というわけではなく、作業時間と職人の数によって大きく変わります。特に外壁や天井部分は風雨を受けて消耗するので、放置しておくと内部まで浸水してどんどん高額の見積もりになっていくことが多いです。
10年間でちょうど外壁の塗装が機能を失うため、天井と外壁を全面的に塗り直すついでに破損の補修や交換を行う寸法です。外壁塗装で周囲を囲むように足場を作った状態は、あらゆる場所を点検するのにうってつけです。マンション大規模修繕工事を早めに実行すると作業箇所が少なくて済むので、先送りにするよりも安上がりになります。